コラム〜もしドラを読んで

もしドラ(もし高校野球の女子マネジャーがドラッカーの「マネジメント(エッセンシャル版)」を読んだら)・ドラッカーエッセンシャル版に学ぶ

一部自分の言葉に変えた、メモ書きデス。

  • [新たな挑戦]社会の願望、価値、存続そのものが、マネジメントの成果、能力、意思、価値観に依存する(D5)
  • あらゆる組織が社会の機関である。組織は目的ではなく手段である。・・組織こそ、一人ひとりの人間にとって、生計の質、社会的な地位、コミュニティとの絆を手にし、自己実現を図る手段である。・・マネジメントには、自らの組織が社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題について貢献する役割がある。(D9)
  • 存続と健全さを犠牲にして、目先の利益を手にすることに価値はない。未知への跳躍を大きくしようとするほど、基礎をしっかりさせなければならない。(D10)
  • マネジメントはすでに存在し、知られているものを管理する。同時に、成果の上がる分野へと資源をシフトしなければならない。すでに存在し、知られているものを陳腐化しなければならない。(D10)
  • 企業は高い利益を上げて初めて社会貢献を果たすことができる。企業の目的は顧客を創造する(市場を作る)ことである。欲求が感じられているところへその欲求を満足させる手段を提供する、欲求を創造する。企業とは何かを決めるのは顧客。財やサービスに対する支払いの意思を持ち、経済資源を富に、モノを財貨に変える。顧客が価値を認め購入するものは、財やサービスそのものではなく、それらが提供するもの、効用である。企業はマーケティングイノベーションという機能を持ち、この2つだけが成果をもたらす。(D15-16)
    • 消費者運動が企業に要求しているものこそ「マーケティング〜顧客の欲求からスタートする」。真のマーケティングは顧客(現実、欲求、価値)からスタートする。顧客は何を買いたいか、顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足を問う。マーケティングの理想は販売を不要にすること。マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすること。
    • マーケティングだけでは企業としての成功はない。静的な経済には企業は存在しえない。企業が存在しうるのは成長する、少なくとも変化を当然とする経済のみである。そして企業こそ、成長と変化のための機関である。「イノベーション〜新しい満足を生み出す」企業そのものはより大きくなる必要はないが、常によりよくならなければならない。イノベーションの結果もたらされるものは値下げかもしれない。しかし経済学が価格に大きな関心を持ってきたのは、価格だけが定量的に処理できるからにすぎず、結果もたらされるものは、よりよい製品、多くの便利さ、大きな欲求の満足である。(D17-18)Ex.既存の製品の新しい用途を見つけることもイノベーションである。新しい市場を開拓すること。技術的には既存の製品があるだけだか、経済的にはイノベーションが行われている。イノベーションとは発明のことではない、技術のみに関するコンセプトでもない、経済に関わることである。経済的な、社会的なイノベーションは技術の以上に重要である。イノベーションとは人的・物的資源に対しより大きな富を生み出す新しい能力をもたらす。当然マネジメントは社会のニーズを事業の機会としてとらえなければならない。(D18)
  • 顧客の創造という目的を達成するには、富を生むべき資源を活用しなければならない。資源を生産的に使用する必要がある。これが企業の管理的な機能である。この機能の経済的な側面が「生産性」である。生産性に影響を与える要因:1.知識(正しく適用した時もとも生産的資源となる。逆にまちがうと、もっとも高価でありながらまったく生産的でない資源となる)、2.時間(もっとも消えやすい資源。)、3.製品の組み合わせ(資源の組み合わせ)、4.プロセスの組み合わせ(自ら・外注)、5.自らの強み(能力を活用し、限界をわきまえる。収益が見込める事業すべてに進出すべきであるとは限らない)、6.組織構造の適切さ、活動間のバランス。利益は1.成果の判定基準、2.不確定性というリスクに対する保険、3.よりよい労働環境を生むための原資、4.医療、国防、教育など社会的なサービスと満足をもたらす原資。企業人が罪を感じ弁解の必要を感じるべきは、経済活動や社会活動の遂行が困難になることである、利益を生むことができなくなることである。(D19-21)
  • 成功している時こそ問うべし「われわれの事業は何か。何であるべきか」「何を行い、何を行わないか」「何を続け、何を止めるか」「何を追求し、何を無視するか」問いに答えるには顧客からスタートしなければならない。顧客の価値、欲求、期待、現実、状況、行動からスタートしなければならない。「顧客はだれか」「どこにいるか。何を買うか」(D23)
    • [われわれの事業は何になるか(予測される変化に適応するための問い。事業を修正し、延長し、発展させるのが狙い)]事業のもつ性格、使命、目的に影響を与える恐れのある環境の変化は認められるか。それらの予測を、事業についての定義、すなわち事業の目的、戦略、仕事のなかに、現時点でいかに組み込むか。をマネジメントは考えなければならない。(D26)この場合も市場が出発点となる「顧客、市場、技術に基本的な変化が起こらないものとして、5年、10年後にいかなる大きさの市場を予測することができるか。いかなる要因がその予測を正当化し、あるいは無効とするか」1.人口構造の変化、2.経済構造、流行と意識、(直接・間接的)競争状態の変化によってもたらされる市場構造の変化、3.消費者の今満たされていない欲求は何か。(D26)
    • [事業は何であるべきか(まったく別の事業に変えることによって、新しい機会を開拓し、創造することができるかもしれない)]。考慮すべき要因は、社会、経済、市場の変化、自ら・他社によるイノベーション。(D27)
    • [何を捨てるか]使命に合わなくなり、顧客に満足を与えなくなり、業績に貢献しなくなったものの体系的な廃棄。今日も有効か、明日も有効か、価値を与えているか。今日の人口、市場、技術、経済の実態に合っているか。(D27)

※事業の定義があって初めて、目標を設定し、戦略を発展させ、資源を集中し、活動を開始することができる。マネジメントできるようになる。(D28)

事業の目標:目標設定に必要なバランス:1.利益とのバランス、2.近い将来と遠い将来、3.目標間のトレードオフ

マーケティングの目標」を設定するための2つの意思決定:立つ場所・集中の目標と市場地位の目標。→実行に移す。(D36)
イノベーションの目標」
経営資源(ヒトモノカネ)の目標」
「生産性の目標」
「社会的責任の目標」企業は、社会や経済の許しがあって存在しているのであり、その企業が有用かつ生産的な仕事をしていると見なす限りにおいて存続を許されているにすぎない。
「費用としての利益」どれだけの利益が必要か。

  • 戦略計画は思考であり、資源を行動に結びつけるもの、思考・分析・想像・判断を適用すること、手法ではなく責任、である。予測ではない。「現在の意思決定」が「未来において持つ意味」にかかわるものである。不確実な明日のために今日何をなすべきか。現在の考え方や行動にいかなる種類の未来を織り込むか、どの程度の先を考えるか。いかにして今合理的な意思決定を行うか。「もし今日これを行っていなかったとしても、改めて行おうとするか」何を行うか。いつ行うか(=新しい仕事に取り組むべきタイミングを教えてくれる問いとその答え)。D37-39 

経済活動の本質とはリスクを冒すこと。得るべき成果と比較して冒すべきリスクというものが必ずある。より大きなリスクを負担できるようにすることこそ、成果を向上させる唯一の方法。D39
成功は失敗よりも捨てることが難しい。成功は愛着を生み、思考と行動を習慣化し、過信を生む。意味のなくなった成功は失敗よりも害が大きい(D49)

  • [仕事と労働]働く者が満足しても仕事が生産的に行われなければ失敗。仕事が生産的に行われても、人が生き生きと働けなければ失敗。労働における5つの次元:生理的(仕事は均一に設計しなければならないが、労働には多様性をもたせなければならない)、心理的自己実現・自らの定義・価値・人間性を知る手段)、社会的(絆)、経済的、政治的(権力関係)次元)。(D57)

自己実現の第一歩は、仕事を生産的なものにすること。仕事が要求するものを理解し、仕事を人の働きに即したものにしなければならない。仕事を生産的なものにするには1.分析(仕事に必要な作業と手順と道具を知る)2.総合(作業を集めプロセスとして編成)、3.管理(方向づけ、質と量、基準と例外についての管理手段を組み込む)、4.道具。が必要。成果(アウトプット)を中心に考える。D62-63


[マネジメントの使命・役割]

  • 組織が存在するのは自らの機能を果たすことによって、社会、コミュニティ、個人のニーズを満たすため。組織は目的でなく手段である。したがて「その組織は何をなすべきか。機能は何か」が問題である。組織の中核期間がマネジメントである。「マネジメントの役割は何か。役割3つ。1.自らの組織に特有の使命を果たす。2.仕事を通じて働く人たちを生かす。3.自らが社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題について貢献する。(D9)
  • [時間という要素]存続と健全さを犠牲にして、目先の利益を手にすることに価値はない。逆に、壮大な未来を手にしようとして危機を招くことは無責任である。短期的な経済上の意思決定や環境や資源に与える長期的な影響にも考慮しなければならない。(D10)
  • 管理的活動と企業化的活動。マネジメントはすでに存在し、知られているものを管理する。同時に企業家となり、成果の小さな分野、縮小しつつある分野から、増大する分野へと資源を向け、明日を創造しなければならない。マネジメントは自らに課された課題(3つの役割)を果たすための手段に重大な関心をおき、仕事と組織に関心を持たなければならない。マネジメントの仕事と組織は、果たすべき役割によって決定される。(D11)
  • マネジャーの仕事(D129)1.目標を設定する、2.組織する、3.動機づけとコミュニケーションを図る、4.評価測定する、5.人材を開発する。
  • マネジャーの資質(D129):マネジャーに必要な資質は「真摯さ」
  • 「われわれの事業は何か」企業を外部すなわち顧客と市場の観点から見て、初めて答えることができる。「顧客はだれか」この問いこそ、個々の企業の使命を定義するうえで、もっとも重要な問いである。
    • 顧客に感動を与えること、顧客に感動を与えるための組織
  • 企業の目的は、顧客の創造である(利益は条件)。したがって企業は2つだけの基本的な機能をもつ。マーケティングイノベーションだけが成果をもたらす。真のマーケティングは顧客(現実、欲求、価値)からスタートする「顧客は何を買いたいか」「顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足がこれである」(D17)。
    • 有効欲求。欲求を創造する。まで、欲求は存在しない。顧客だけが、財やサービスに対する支払いの意思を持ち、経済資源を富に、モノを財貨に変える。顧客が価値を認め購入するものは、財やサービスが提供するもの、すなわち効用である(D16)。
    • マーケティング:情報収集、面談、リサーチ、真のニーズ。マーケティングの理想は、販売を不要にすること、マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである(D17)。
    • 生産性に影響を与える要素。1.知識、2.時間、3.製品(資源)の組み合わせ、4.プロセスの組み合わせ、5.自らの強み、6.組織構造の適切さおよび活動時間のバランス。
    • 利益の持つ機能。利益とは原因ではなく結果である。活動の結果、手にするものである。利益は1.成果の判定基準である、2.不確定性というリスクに対する保険である、3.よりよい労働環境を生むための原資である、4.医療、国防、教育、オペラなど社会的なサービスと満足をもたらす原資である。(D19-21)
  • 自社の定義。何を行い、何を行わないか。何を続け、何をやめるか。いかなる製品、市場、技術を追求し、無視するか。「われわれの事業は何か。何になるか(予測される変化に適応するための問い。現在の事業を修正し、延長し、発展させる。)。何であるべきか(自らによる・他社によるイノベーション:現在の事業をまったく別の事業に変えることによって、新しい機会を開拓し、創造できる機会を逃さないための問い)。」何を捨てるか。
    • 「われわれの事業のもつ特性、使命、目的に影響を与える恐れのある環境の変化は認められるか。」「それらの予測を、事業についての定義、すなわい事業の目的、戦略、仕事の中に、現時点でいかに組み込むか」、を考えなければならない。1.人口構造の変化、2.経済構造、流行と意識、競争状態の変化によってもたらされる市場構造の変化、3.消費者の欲求のうち、今日の財やサービスで満たされていない欲求は何か。(D26-27)
  • [イノベーションの目標]いかなる企業にも3種類のイノベーションがある。1.製品とサービスにおけるI、2.市場におけるIと消費者の行動や価値観におけるI、3.製品を市場へ持っていくまでの間におけるI.Iの影響度と重要度の測定の難しさがI目標を設定する上での最大の問題。(D32)
  • [経営資源の目標]企業が業績を上げるうえで必要とする3種類の経営資源(ひと・もの・かね)、それぞれにも目標が必要。「われわれが必要とする種類の人材をひきつけ、かつ引きとめておくには、わが社の仕事をいかなるものとしなければならないか」「獲得できるのはいかなる種類の人材か。ひきつけるには何をしなければならないか」「資金の投入をいかにして魅力あるものにしなければならないか」自らの需要を市場の状況との関連において検討し、市場の状況を、自らの構造、方向、計画との関連において見て、経営資源にかかわる目標背亭しなければならない。D32-33
  • [生産性(経営資源の活用の地度とその成果)の目標]がなければ方向性を失う、コントロールもできなくなる。
  • [社会的責任の目標]企業にとって社会との関係は、自らの存立にかかわる問題である。企業は社会と経済の許しがあって存在しているのであり、有用かつ生産的な仕事をしているとみなす限りにおいて、その存続を許されているにすぎない。社会にかかわる目標は、単なる良き意図の表明ではなく、企業の戦略に組み込まなければならない。
  • [費用としての利益]これら基本的な領域における目標を、徹底的に検討し設定して初めて「どれだけの利益が必要か」との問いに取り組むことができる。それらの目標はいずれも達成に大きなリスクを伴い、しかも努力、すなわち費用を必要とする。ここにおいて、利益が企業の目標を達成するうえで必要となってくる。利益とは企業存続の条件である。利益とは、未来の費用、事業を続けるための費用である。D35
  • [目標設定に必要なバランス]1.利益とのバランス、2.近い将来と遠い将来とのバランス、3.目標間のトレードオフ関係。
  • [実行に移す]目標実現のための行動。検討の結果もたらされるべきものは、具体的な目標、期限、計画であり、具体的な仕事の割り当てである。目標は実行に移されなければ目標ではない、夢にすぎない。
  • マネジメントは、生産的な仕事を通じて、働く人たちに成果をあげさせなければならない(D57)焦点は仕事に合わせなければならない。仕事が可能でなければならない。仕事がすべてではないが、仕事がまず第一である(D73)仕事には「働き甲斐」が必要で、働き甲斐を与えるには、仕事そのものに責任を持たせなければならない。そのためには1.生産的な仕事、2.フィードバック情報、3.継続学習が不可欠である。(D74)
  • 仕事を任せる。マネジメントの組織化。チームで行う。
    • 専門家にはマネジャーが必要である。専門家のアウトプットとは知識であり、情報である。専門家が自らのアウトプットを他の人間との仕事と統合するうえで頼りにすべきものがマネジャーである。専門家が効果的であるためにはマネジャーの助けを必要とする。マネジャーは専門家の通訳、道具、ガイド、マーケティングエージェントである。逆に専門家はマネジャーの上司となりうるし、上司とならなければならない。教師であり教育者でなければならない(D125)
  • 成長には準備が必要である。いつ機会が訪れるかは予測できない。準備しておかなければならない。準備ができていなければ、機会は去り、他所へ行く(D262)
  • どうやったら人を生かすことができるか。組織の目的は、人の強みを生産に結びつけ、人の弱みを中和することにある(D80

人は最大の資産である(D79) 人の欲求を満たし、価値を最大化する、生かす、その方法・手段。ex野球部員たちが出たくなるような練習メニューとその仕組み

    • 企業の第一の機能としてのマーケティングは、今日あまりにも多くの企業で行われていない。「消費者運動」とは、製品やサービスの改良を求めて、消費者が企業に働きかける運動のことである。代表的なものには、不買運動やボイコットなどがある。ex練習のサボリ=内容の改善を求めていた。思わず参加したくなるような魅力的な練習メニューの作成(野球部:競争、結果、責任)
  • 仕事を生産的なものにするには、4つのものが必要。分析(仕事に必要な作業と手順と道具を知る)、総合(作業を集め、プロセスとして編成する)、管理(仕事のプロセスの中に、方向付け、質と量、基準と例外についての管理手段を組み込む)、道具(を工夫する、最大限に活用する)(D)62
  • 自己目標管理。自らの仕事ぶりをマネジメントできるようになる。強い動機付けをもたらす。最善をつくす願望を起こさせる。
  • 自らや作業者集団の職務の設計に責任を持たせることが成功するのは、彼らが唯一の専門家である分野において、彼らの知識と経験が生かされるからである(D75)
    • 知識と経験。責任と働き甲斐。生産的な仕事に結びつける。自分の仕事が組織の成果に結びついている。と実感できる、実感させるためのフィードバック。ex各練習メニューのリーダー・責任者を立てる
  • 企業こそ、成長と変化のための機関である。したがって企業の第二の機能は、イノベーション、すなわち新しい満足を生み出すことである。よりよく、より経済的な財とサービスを供給しなければならない。企業そのものはより大きくなる必要はないが、常によりよくならなければならない(D17-18)
  • イノベーションは、組織の中ではなく、外にもたらす変化である。イノベーションの尺度は、外の世界への影響である。(D266-267)
  • イノベーションについての戦略の指針は、より新しくより違ったものでなければならない。戦略の一歩は、古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものを計画的かつ体系的に捨てることである。昨日を捨ててこそ、資源特に人材という貴重な資源を新しいもののために解放できる(D269)
  • 社会の問題の解決に貢献する。助け合いe.他部に指導する。指導してもらう。人材発掘・登用。
  • マネジメントの正統性の根拠は1つしかない。人の強みを生産的なものにすることである。これが組織の目的である。組織とは、個としての人間一人ひとりに対して、また社会を講師絵する一人ひとりの人間に対して、何らかの貢献を行わせ、自己実現させるための手段である。ex陸上部、吹奏楽部、チアガール、料理部、。成果とは長期のものである。優れているほど新しいことを試みる。
  • 意欲や士気、トップマネジメント。チーム。
    • トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たなさなければならない。人間関係にかかわりなく、機能しなければならない。1.TPMのメンバーは、それぞれの担当分野において最終的な決定権を持たなければならない。2.TPMメンバーは自らの担当以外の分野について意思決定を行ってはならない。ただちに担当メンバーに回さなければならない。3.TPMメンバーは仲良くする必要、尊敬しあう必要はない、ただし攻撃しあってはならない。会議の外で、互いをとやかくいったり、批判、けなしたりしてはならない。褒めあうことさえしないほうがよい。4.TPMはチームである。チームにはキャプテンがいる。キャプテンはボスではなくリーダーである。キャプテンの役割の重さは多様である(D228)。
  • 組織には、それ以下では存在できないという最小規模の限界が産業別、市場別にある。逆に、それを超えると、いかにマネジメントしようとも繁栄を続けられなくなるという最大規模の限界がある(D236)市場において目指すべき地位は、最大ではなく、最適である(D31)地位k社会に比較して最適な規模。地域社会との関係において行動の自由が制約されるために、必要な意思決定が行えなくなた時、地域社会に対する懸念から、自らその事業に害を与えることが明白なことを行わなければならなくなった時、規模が大きすぎると見るべきである。
  • 力のある競争相手がいるほうが、独占的な場合より業績がよくなる。一社よりも複数であるほうが、はるかに早く市場は拡大する。(D30-31)
  • 規模の適正化には、勇気、真摯さ、熟慮、行動を必要とする(D244)真摯さを絶対視して、初めてまともな組織といえる。それはまうz、人事にかかわる決定において象徴的に表れる。(D147)ex入部希望者。規模は戦略に影響を及ぼす。逆に戦略も規模に影響を及ぼす
  • マネジャーたるものは、明確な目標を必要とする。目標がなければ混乱する。目標は自らの率いる部門が上げるべき成果を明らかにしなければならない。他部門の目標達成の助けとなるべき貢献を明らかにしなければならない。(D139)ex部員一人ひとりに明確な目標を。各目標・戦略は、集中の目標(立つ場所)と市場地位の目標を決定したあとでなければ決まらない。
  • 組織構造は、組織の中の人間や組織単位の関心を、努力ではなく、成果に向けさせなければならない。成果こそ、すべての活動の目的である。仕事のためでなく、成果のために働き、力をつけ、未来のために働く能力と意欲を生み出さなければならない(D200
  • [社会的責任の限界]能力と価値観による限界(自らに能力のない仕事を引き受けることは無責任である。価値体系に合致しない課題に取り組むことを避けなければならない)。権限の限界。社会の問題に対して責任をとることが自らの本来の機能を損ない傷つけるときには抵抗しなければならない。要求が能力以上の時も。しかし問題が極めて重大な性格のものであるときには、解決について徹底的に検討し、解決策を提案する必要がある。問題が深刻であれば、結局は何かがなされなければならない(D101-104)
  • 人をまちがった方向へ持っていく要因:技能の分化、組織の階級化、階層の分離、報酬の意味付け(D137)。目標管理と自己管理。自己管理による目標管理こそマネジメントの哲学たるべきもの。(D141)

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