2015年9月:浅草散策で素敵な品々との出会い
みなさん、こんにちは。
先日(9/5土)は浅草散策をしつつ、第107回浜美会におじゃましました。いつも洗いや仕立てでお世話になっている信頼している呉服屋さんから数年来ご招待いただき続けているのがきっかけです(過去数回足を運ばせていただいています)。
今回の展示会で特に印象に残ったのは、素晴らしい帯の数々。金糸をよって両面リバーシブルで誂えられる帯、バイヤスが効く美しい織りと色のグラデュエーションの帯。これらは盛装向きでしたが、普段着使いのお品として魅了されたのが、2015年夏号の「美しいキモノ」で藤原紀香さんがインタビューされたという自然布(楮布)で制作された帯(織田工房。会場には作り手の折田一仁さんが)。女性ものも男物(角帯)も素晴らしかったです。非常にあわせやすい万能帯になるだろうと想像しました。本当に欲しいと思いましたが、今の私(着る回数も少ないし・・)には手が届かない額でした。頻繁にお召しになる方ならば買って損なし、と思える帯でした。
万能帯は世の中に存在すると思います。実は私も1点だけもっています。銀座「志ま亀」さんの黒地にお太鼓柄で、柄はグラデュエーションに染められた皮紐が幾何学模様のような感じで織り込まれたものです。私にとって困ったときの“志ま亀”の帯。リサイクル店で購入でも高額だったのですが、本当に手に入れてよかったと感謝する一品です。
帰り道にたんすや浅草店にふらりと立ち寄りましたら、偶然「美の壺」@7月19日に出演されていた帯職人の馬場洋次郎さんがいらっしゃり、京都西陣織物「とみや織物」さんのずらりと並ぶ豪華な帯を前に、直々にご説明くださり。しかも今回はたんすやさんでしたので、手に取ってみることができたのです。信じられない思いでした。新作帯のサグラダファミリア@スペイン、ゴッホやルノアール、モネの洋画を再現した帯など、あまりの芸術にくぎ付けでした。とみやさんの展示会が終わり1日余裕があったので、当店舗で展示してから京都に戻られることにされたそうで。自分のアンテナが高ければこうした素晴らしいものを拝見する機会が過去にも沢山あったハズなのか、本当にただただ“ラッキーな日”だっただけなのでしょうか。「ぜひ機会があるなら、足を運ばせていただきたい」と節に思い、「もっとアンテナを張ってみよう」と改めて思いました。
- 馬場さんの帯は、たんすやさんの催事でも拝見できるそうです!
- 9月上旬にはこんな素敵な展示会が表参道であったそうです。
今回、こうして展示会に足を運ぼうと思ったのは、昔、いくつかの展示会に足を運んだ時に得た知識が(その当時若かったからか)今も残っていて、どんな経験も勉強になっているんだなぁと改めて感じるようになったからです。若いころは展示会で買わされるのでは(押しに弱いし)と思っていましたが、今は好みがはっきりしてきたこともありますし、自分の所持するものに新たな品が加わって既存のものが輝いたらという期待と(所持品の整理もそろそろ必要・・)、また勉強させていただこう、と思うようになったためです。
目ばかり肥えても、自分の持つものに不釣り合いではありますが、帰り道での出会いもありましたし、いろんな出会いや機会を、これからも大事にしていきたいな、と思いました。
(そう言えば、今年のGW頃のコレド室町でのイベント「わーと日本橋」で、wafureに一目惚れ。店頭にいらっしゃったのが開発者の尾上博美さんご本人でした。改めて思い出し、こうした出会いに再感謝 〉-〈)
(銀座線浅草駅改札外の壁画にて)
written by oto
<今後の公開型お稽古スケジュール>
- 10月4日(日)@東京都大田区下丸子
- 10月25日(日)@東京都大田区下丸子<<11月分です。
- 12月6日(日)開催予定
<外部イベント・展示会など>
-
<コラム>
<今年の活動報告(抜粋)>
【お知らせ】
- 2016年度以降も上級着付師を募集しています。ご興味ある方はこちらをご覧ください。
<サイトマップ>
華会きつけ教室 参加者累計約800人
華会出張きせつけ
サークルの活動暦(過去に開催したイベントの履歴) 参加者累計約1100名
全国の着付け教室等が検索できるサイト(ご参考)
にほんブログ村
今後も活動状況につきましては、随時、当Webサイトおよび華会参加者(希望・依頼のあった方のみ登録)のメーリングリスト、ツイッターでお知らせいたします。引き続き皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。
キモノさーくる華会
hanakai@hotmail.com
当サイトは、もともとブログとして使うべきシステムをPC上で見えばHPのように見えるよう作成してきたのですが、昨今は携帯で閲覧のほうが多く、サイト設計にとっても無理が出ています。
それで、少しづつ、記事自体もブログ形式に移行していこうと思っていますが、移行中は、携帯でも「PC版」を選択して、サイトをご覧いただけると、比較的楽かもしれません。
当問題点は徐々に何らかの形で解消していきたいと思っています。。しばしご容赦ください。