2017年6月の活動:襦袢・補正・基本所作を大切に=美意識を高める

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参加連絡・お問合せ: hanakai@hotmail.com

みなさん、こんにちは。
2017年6月の活動の様子のご紹介です♪

次回のお稽古は7月15日(土)10:30-12:30です。詳細はコチラをクリック

[基本所作を大切にする=美意識の高まり]
今年に入り、美意識の非常に高いメンバーが定着し、着付けの「基本所作」の部分に、気合が入ります。

これまでは結果として単発でのご参加となっている方々に、所作の大切さを十分にお伝えしきれていないこと、フォローしきれていないことが、私の一番の気がかりでした。

単発ですと、なんとなく着付けの手順はわかっていただけます(かなり理論的に指導しますので♪)。しかし、わかっただけで終わってしまい、一番大切な所作の定着に結びつくまでは、残念ですが1回では、補正から着物、帯までレッスンしてしまうなると、カバーしきれません。(着崩れの点では「化粧崩れの予防には、丁寧な綺麗な下地作りが大切なのと一緒です」とのお話しはしているのですけれど、美しく仕上げてゆくための所作についてまでは、十分ではなかっただろう、と改めて反省しています。。。)

本当は所作こそ大切で、それを意識しながら下から順番に、丁寧に着付けてゆくことで、着姿が美しく、着崩れない着付けができるようになります。
当然、初めてのお稽古で、1回では、なかなか所作の細かなところまで、習う方も吸収できないと思いますので、着る回数を重ねる中で、気づき、身に付けていっていただけたらと願っています。

華会のモットーとして「堅苦しさを感じず、まずは着物を着れる喜びや楽しみを知ってほしい、感じてほしい」という思いもあります。

振り返ってみると、華会立ち上げ当初は、「着姿はそんなに気にせず、ファッションとして楽しみ、着てお出かけする」「着物の好きな仲間と出会う」「楽しむ」ことを重視していました。2003年に華会を立ち上げて、来年で15年になるのですが(着付師・着物講師としては20年になろうとしています・・・)、これまでの経験を活かし、踏まえ、今年後半は、次のように進めていけたらいいな!と思います。

  • 一期一会の参加者同士の交流を大切にする
  • 今年から取り入れているお茶の時間。これを大切にする。ここでざっくばらんにお話ししながら、着物への親しみを持っていただける時間を十分にとる。
    • 特に初めてお稽古する、会に参加される方には、最初のうちは細かなことよりも、大枠での理解をサポートし、疑問・質問、興味・関心にお応えできるよう配慮する
  • 着るというプロセスと所作の大切さをきちんとお伝えしてゆく。あわてない。じっくりStep by Stepで楽しむ。
  • お出かけや着物を着られる体験を増やすようなサポートを試みる
  • 急ぎ身に付けたい方、ポイントレッスンにも引き続き最大限応える♪
  • おまけで、美意識高い系女子を少し意識してみる(笑)

6月のお稽古参加のみなさんは、所作の大切さをご理解いただける感じだったので、着付ける時の姿勢・しぐさから、1つ1つ丁寧に進めていきました。そして、最終的には、こうしたことが、大切になってくるのだろうな、ということを改めて感じました。

  • 「洋服を身にまとう」というだけのことなのですが、和事(装道)として突き詰めていくと、やはり、茶道、華道、武道でいう型と共通するところがあるのかな、と最近武道を習っておられる生徒さんから感想をいただいて、そうした思いが強くなりました。「あまり堅苦しく考えると着物を遠いものに感じてしまうのでは」⇒「着物への壁を取り除きたい」と思って活動してきましたが、一方で長く活動を続ける中で「真剣に和事として向き合いたい方には、こうした所作のことをしっかりお伝えしていきたい」と思うようになりました。これからもこのバランスを大切に、しかし何より「着ること&あれこれとコーディネートすること(笑)」を楽しみたいと思います♪!

[補正や襦袢の大切さ]
先月襦袢のお仕立てを希望された方の襦袢が今月のお稽古に間に合い、他にも洗いに出したい方と仕立てをしたい反物をお持ちの方もいらしたので、今月のお稽古にも呉服屋さんに足をお運びいただきました。
素敵な夏着物の反物も見せていただきました。夏物は本当に独特の美しさが魅力ですね。

出来上がった襦袢は、本当に美しい仕上がりで、絹の色艶が絶品でした♪「色香漂う」とはまさにコレね♪という感じでした。

私は、着物が好きで長く着ることを続けたい人や、本気できれいに着たい思いのある人であれば、まず襦袢を仕立てることをお勧めします。着姿も着易さもサイズの合わない既製品を着るのとでは雲泥の差です。
洋服で、ドレスをきれいに着たかったら、自分の体型にピッタリとあった下着を身に付ける、という感覚と一緒です。
また、襦袢のサイズを決めれば、それにあったサイズの着物を購入すれば、袖や裄の失敗を防げます。
あとは、肌着、補正、襦袢をしわなくきれいに着ることが、着崩れ防止ですので、手順を1つ1つ、慌てず、丁寧に進めることをお勧めしています。

長く着物を着ているけれど、あまり綺麗に着れていない、とお悩みの方はご一考されてみてはいかがでしょうか。


[お茶とランチの時間]
今回も華会メンバー歴7年、お茶歴10年のあゆみちゃんに、お茶菓子とお抹茶をご用意頂き、持ち寄りランチ会では、当日参加者の皆様から大変美味しいお料理の数々をお持ちいただき、美味しく、楽しい女子な時間を過ごすことができました♪ご参加&ご準備くださった皆さま、ありがとうございました!!
 
笹屋伊織の「水無月


今月のお菓子のご紹介
涼やかな氷の意匠で厄祓い〜6月の和菓子の代表「水無月」!

食べることで夏の暑さを乗り切り、自身の厄除けも兼ねた縁起の良いお菓子「水無月」。
白い外郎(ういろう)の生地に小豆をのせたもの。
三角の形は氷室の氷片を表し、上に飾る小豆の赤い色には厄除けの意味が込められている。四角を半分にしたことで1年の半分を示しているとも。

年に二度、六月と十二月の晦日みそか)に行われる大祓(おおはらえ)は、半年のあいだ身に積もった罪やけがれを祓い清める神事。歳時として今に伝えられている。六月の神事「夏越大祓(なごしのおおはらえ)」では、正月から半年を無事に過ごせた感謝とともに、これから迎える夏を健やかに過ごせるようにと、無病息災を祈願した。

  • 旧暦6月1日は「氷の節句」または「氷の朔日」といわれ、氷室(ひむろ)の氷を取り寄せて、食して暑気払いをするという宮中の風習があった。しかし、氷は庶民には手に入れることができない貴重なものだったため、氷に似せて作ったお菓子を食べ、夏の暑さを乗り切ろうとした。
  • 氷室(ひむろ)とは、冬にできた氷を夏まで保存しておくところ。地下などの涼しいところを利用して作られた(自然の冷蔵庫)。京都の北山には「氷室」という名の場所があり、今でもその氷室の跡が残っている。昔はこの北山の氷室から宮中に氷が献上されたと『延喜式』に記され、宮中では氷室の氷の解け具合によってその年の豊凶を占ったといわれる。
  • 旧歴の6月30日は新暦でいうと、7月末〜8月初旬にあたり、昔は夏を無事に乗り越えることは非常に大変だった。
    • この日、各地の神社にすえられる茅(ちがや)でつくられた大きな輪は、蘇民将来(そみんしょうらい)の厄除け伝説にあやかったもの。スサノオノミコトの助言を受け、茅の輪を身につけていたことで厄病を逃れたことから、厄払いの意味をこめ茅の輪くぐりがおこなわれる。

みなさんの持ち寄りが素晴らしく、一方自身は既製品&ちょっとした親子のミスコミニュケーシンがあり手作り品をご用意できず、で次回以降、また軽食でおしゃべりの機会を設けられたらいいなーと思っています☆彡

次回の企画は↓

■7月の企画〈ぷち華会〉
〜華会講師アシスタントのあゆみとゆく!〜
「リサイクル着物ショップ in 表参道」
12:30-13:45 各自持参のランチ
14:00- 表参道へGO!
※参加は、過去華会のお稽古&茶話会へご参加の方限定とさせていただきます。参加ご希望の方はhanakai@hotmail.comまでメールください。

written by oto

キモノさーくる華会 hanakai@hotmail.com

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当問題点は徐々に何らかの形で解消していきたいと思っています。。しばしご容赦ください。